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向精神薬―精神安定剤―抗不安薬―ベンゾジアゼピン系―種類―デパス(エチゾラム)


デパスとは 【Depas

デパスの定義・意味・意義

デパスとは、短時間作用型(6時間以内)で、薬の効きが強い高力価型のベンゾジアゼピン系の抗不安薬マイナートランキライザー)の一種です。

視床下部大脳辺縁系(特に大脳辺縁系の一部である扁桃核)に作用します。

代表的な抗不安薬です。

また、睡眠薬として使用されることもあります。

一般商品名は、エチゾラムといいます。

作用時間と力価
作用時間

デパスは、即効性があり、短時間で効果が現れます。

そして、摂取してから、約3時間で薬効のピークを迎えます。

しかし、効果の持続性は短く、約6時間です。

力価(薬の効きの強さ)

デパスは、薬の効きが強い高力価型です。

デパスの薬効(働き・作用)

デパスの効果・効能・効力・効用
抗不安・抗緊張作用

デパスは、不安や緊張を取り除く作用があります。

抗抑うつ作用

デパスは、抗不安薬ですが、抗うつ作用もあります。

睡眠(催眠)作用

寝つきをよくする作用があります。

筋弛緩作用(筋緊張緩和作用)

筋肉の緊張も和らげる作用もあります。

デパスの副作用

デパスには次のような副作用があります。

眠気

睡眠薬代わりにも処方・使用されることもありますので、眠気を催すことがあります。

服用後の自動車の運転は注意が必要です。

デパスが処方される病気・疾患・症状(適応)

デパスは、精神科や心療内科に限らず、内科などでも処方される一般的な薬です。

神経症心身症の不安・緊張・抑うつ

デパスは、その抗不安作用から不安、緊張、抑うつ(意欲低下)といった症状に処方されます。

不整脈などの場合にも処方されることがあります。

うつ病

軽いうつ症状の患者には、まず最初にデパスが処方されることも多いようです。

イライラ

デパスは、鎮静作用によりイライラを鎮める効果があります。

不眠症・睡眠障害

睡眠(催眠)作用が比較的強いので、睡眠薬代わりに使用されることがあります。

腰痛症など

こり、腰痛、頭痛等の症状にも処方されます。

デパスの特・特徴

デパスは、抗不安薬でありながら、抗うつ作用や筋肉の緊張を和らげる作用があるというのが特徴です。

デパスの用法・用量・使用量

デパスの最大容量は、成人の場合、1日最大3mgまでです。

ただし、症状によって用量は異なりますので、医師の指示にしたがってください。

デパスの服用上の注意点・ポイント

アルコール類は、薬の作用を強めることがありますので、避けてください。

デパスのジェネリック医薬品

デパスには多くのジェネリック医薬品が出ています。

  • エチセダン錠



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