神経系―単位―神経細胞―神経伝達物質―カテコールアミン(カテコラミン)
カテコールアミンとは 【catecholamine】
カテコールアミンの定義・意義・意義
カテコールアミンとは、アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミンなどの総称をいう。
なお、これらは副腎髄質または交感神経、そして中枢神経(脳)から放出される。
カテコールアミンの別名・別称・通称など
カテコラミン
カテコールアミンはカテコラミンともいう。
カテコールアミンの位置づけ・体系
ホルモン・神経伝達物質
カテコールアミンは、ホルモンとしてはたらくほか、神経伝達物質としても働く。
カテコールアミンの趣旨・目的・役割・機能
ストレス反応の中心的役割
カテコールアミンは、副腎皮質から分泌されるコルチゾンとともに、ストレス反応の中心的役割を果たしている。
すなわち、ストレスがかかると、ヒトは生理的反応としてカテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン)を放出する。
なお、カテコールアミンが放出されると、基本的には循環器系に最高血圧上昇や心拍数増加(脈拍数増加)といった反応を引き起こす。
参考:大浜第一病院 救急総合診療科 科長 入江聰五郎 『Clinical Physiology of Vital Signs バイタルサインの生理学的解釈法』 、3頁。
カテコールアミンと関係・関連する概念
類似概念
コルチゾン
ストレスに対して反応する際には、カテコールアミンやコルチゾンが放出される。
なお、『メンタル・タフネス』(ジム・レーヤー著)では、両者は正反対の作用をもっているという。
すなわち、カテコールアミンはポジティブな感情を引き起こし、不快感は感じられない。
これに対して、コルチゾンは、不安、恐怖などのネガティブな感情を引き起こして、不快のものとして経験されるとしていう。
ジム・レーヤー 『メンタル・タフネス』 ワニ文庫、2003年
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 17 ページ]
- 神経系
- 神経系―単位―神経細胞―神経伝達物質
- 神経系―単位―神経細胞―神経伝達物質―アセチルコリン
- 神経系―単位―神経細胞―神経伝達物質―カテコールアミン(カテコラミン)
- 神経系―単位―神経細胞―神経伝達物質―カテコールアミン―アドレナリン
- 神経系―単位―神経細胞―神経伝達物質―カテコールアミン―ノルアドレナリン
- 神経系―単位―神経細胞―神経伝達物質―カテコールアミン―ドーパミン
- 神経系―単位―神経細胞―神経伝達物質―セロトニン
- 神経系―単位―神経細胞―神経伝達物質―セロトニンを増やす方法―一般
- 神経系―単位―神経細胞―神経伝達物質―セロトニンを増やす方法―特殊
- 神経系―単位―神経細胞―神経伝達物質―セロトニン―病気
- 神経系―単位―神経細胞―神経伝達物質―エンドルフィン
- 神経系―分類―中枢神経系(中枢神経)
- 神経系―分類―中枢神経系―ドーパミン神経系
- 神経系―分類―中枢神経系―報酬系
- 神経系―分類―末梢神経系
- 神経系―分類―末梢神経系―坐骨神経(座骨神経)
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ