神経系―単位―神経細胞―神経伝達物質―カテコールアミン―アドレナリン
(" 副腎―副腎髄質―アドレナリン "から複製)
アドレナリンとは
アドレナリンの定義・意味・意義
アドレナリンとは、ノルアドレナリンと同様に、副腎髄質から分泌されるホルモンであり、交感神経から分泌される神経伝達物質でもあります。
副腎は腎臓のそばにある器官で、髄質はその二つの構成成分の一つである中央部分です。
アドレナリンの別名
エピネフリン(EPI)
アドレナリンの位置づけ・体系(上位概念)
カテコールアミン(カテコラミン)
アドレナリンは、カテコールアミン(カテコラミンともいう)の一種です。
カテコールアミンには、次のような種類があります。
アドレナリンの趣旨・目的・役割・機能
闘争か逃走か反応(戦うか逃げるか反応)―ストレスホルモン
アドレナリンは、ノルアドレナリンと同じく、カテコールアミンの一種として、ストレス反応の中心的役割を果たしています。
アドレナリンを分泌して、心拍数を増加させたり(動悸をさせたり)、血圧を上げたり、汗を出したりすることで、身体の機能を高めて闘争や逃走の活動に有利な状態を作り出し、ストレスに対抗しようとしているわけです。
ただし、これにより、ストレスが除去できればいいのですが、除去できなまま、アドレナリンやノルアドレナリンといったストレスホルモンが分泌され続けると、身体に負担・負荷がかかり続けるという不快な状態をもたらします。
不安・驚き・恐怖・怒りといった感情に関係
アドレナリンは、不安・驚き・恐怖・怒りといった感情に関係しています。
覚醒作用
1.交感神経と同じ働き
アドレナリンは、交感神経が興奮したときにその末端から分泌されるノルアドレナリンと同じく、次のような働きをします。
これらの働きは闘争か逃走か反応(戦うか逃げるか反応)の特徴です。
2.血糖値の増加の促進
アドレナリンは、血糖値が下がってきたときに低血糖状態にならないようにするため、肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲンの分解を促進して、血糖値の増加を促進する働きがあります。
アドレナリンの指標
脈拍数(心拍数)
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