カリウム
カリウムとは
カリウムの趣旨・目的・役割・機能
細胞の活性維持等
カリウムは、細胞の活性維持等を担っている。
そのため、食塩の過剰摂取や老化によりカリウムが失われると、細胞の活性が低下することが知られている。
五訂増補日本食品標準成分表 [第1章]-2-2 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/toushin/05031802/001/002.htm
生活習慣病の予防
カリウムの摂取は、循環器疾患やがんの予防に効果的に働くと考えられている。
栄養・食生活|厚生労働省 http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/b1.html
塩分(ナトリウム)の排出
この点、カリウムはナトリウムと拮抗する栄養素として、身体のナトリウム量を調整し、塩分(塩化ナトリウム)のとりすぎにより体内に増えたナトリウムを尿とともに体外に排出する働きがある。
そのため、カリウムは、高血圧の予防(血圧低下)に効果的である。
特に日本人はナトリウムの摂取量が諸外国に比べて多いため、ナトリウムの摂取量の低下に加えて、ナトリウムの尿中排泄を促すカリウムの摂取が重要であると考えられる。
「日本人の食事摂取基準」(2015年版)、252頁。
がんの予防
脳卒中の予防
カリウムの摂取量を増加することによって、脳卒中の予防につながることが動物実験や疫学研究によって示唆されている。
「日本人の食事摂取基準」(2015年版)、252頁。
腎臓の働きを高め水分排泄をスムーズにする機能
カリウムは利尿をうながすはたらきがあるため、手足のむくみ解消にも効果的である。
たとえば、タンポポの葉にはカリウムが豊富に含まれるため、ヨーロッパではむくみ解消にいいとしてよく食されている。
疲労回復効果
したがって、カリウムが不足すると、筋肉の動きが悪くなり、力を出すことができない。
夏場は大量の汗をかくので、カリウムが汗とともに排出されて、低カリウム血症が起こる。
これが夏バテの原因といわれている。
カリウムの性質
カリウムは、水に溶けやすく(水溶性)、熱に弱いという性質がある。
カリウムの検査
血液検査
体内の総カリウム量は健康診断などの血液検査の検査項目となっている。
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