炭水化物―摂取―摂取方法―血糖値―上昇―急上昇
血糖値の急上昇
血糖値の急上昇は、身体に次のような悪影響を及ぼす。
高血糖症状
眠気・だるさ
食後は血糖値が上昇するが、血糖値が上昇すると、眠気やだるさが生じる。
これは血糖値が上がると、血糖値を下げるために、別名で休息ホルモンとも呼ばれるインスリンの分泌が増え、身体を休息させようとするからである。
血糖値が急上昇すると、それだけ眠気やだるさの程度が大きくなる。
血管損傷・動脈硬化
血糖値の急上昇は血管を傷つける。
また、食後の一過性の高血糖であっても動脈硬化の危険因子になるといわれている。
IDF(国際糖尿病連合)は、『食後血糖値の管理に関するガイドライン』で「食後高血糖は有害で、対策を講じる必要がある」としている。
インスリンによる脳の支配
白澤卓二氏(順天堂大学大学院医学研究科の加齢制御医学講座の客員教授)によれば、血糖値の急上昇と急下降を繰り返してこれを習慣化すると、血糖値を下げたいインスリンが数時間ごとに脳に糖分補給を指示するようになるという。
つまり、不必要な糖分を摂るよう脳がインスリンに支配されている状態になる。
クロワッサン『こんな生活習慣で、病気にならない』 マガジンハウス、2013年、12-13頁。
老化現象
血糖値が急上昇したときに身体に糖化反応が起こると、それが老化現象につながるといわれている。
北里研究所病院 糖尿病センター長の山田 悟氏が出演した2016年6月7日放送分のNHK 『ニュース シブ5時』 より
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