ビタミンEの摂取
ビタミンEの摂取
ビタミンEの摂取量
ビタミンEの1日の食事摂取基準(必要量・栄養所要量)
年齢 | 目安量 |
---|---|
成人男性 |
8mg
|
成人女性 |
8mg
|
小児 |
7~10mg
|
高齢者 |
7mg
|
上限 |
700~800mg
|
1日の目安とされる8mgは欠乏症がでない安全圏を示したものです。
老化や生活習慣病を積極的に予防する目的であれば、100~300mgほどとるのが効果的であるとされています。
ビタミンEの摂取過剰
軽度の肝障害
ビタミンEは、脂溶性ですが、過剰症は起きにくい(とりすぎの心配が少ない)といわれています。
ただし、上限が設定されており、実際過剰にとり続けていると軽度の肝障害を起こすという報告もあります。
前立腺がんリスクの上昇
後述のように、ビタミンEのサプリメントの摂取と前立腺がんリスクの上昇の間に強い相関性があるという研究結果があります。
ビタミンEの取り方・摂り方・摂取方法
ビタミンEを多く含む食品・食べ物・食材
サプリメント・健康食品など
2011年10月11日、ビタミンEのサプリメントの摂取と前立腺がんリスクの上昇の間に強い相関性が見られたとする研究結果が、米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association)に発表されました。
しかも、ビタミンEのサプリメントが前立腺がんリスクを押し上げる効果は摂取をやめたあとも継続する可能性があると指摘しています。
ただし、研究結果では、ビタミンEが前立腺がんリスクを押し上げる理由は不明としています。
ビタミンEの効果的な調理・料理・食事法等
体内への吸収率
ビタミンEには油に溶けやすい(脂溶性)という性質があるので、油と一緒に摂る(油で調理して摂取する)ことで、吸収率が向上します。
ビタミンA・Cといっしょに摂る
からだの抗酸化(老化防止)を積極的にするには、抗酸化力のあるビタミンを複合的にとることで相乗効果があります。
特に抗酸化力が高いとされるのはビタミンA、ビタミンC、ビタミンEです。
ビタミンA・Cといっしょにとることで、ビタミンEの抗酸化作用がアップします。
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは総称して、ビタミンACE(エース)などと呼ばれています。
なお、ビタミンCには独自の抗酸化作用がありますが、ビタミンEの抗酸化作用を高める働きもあります。
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