ビタミンB1の摂取
ビタミンB1の摂取量
ビタミンB1の1日の食事摂取基準(必要量 栄養所要量)
成人男性 |
1.4mg
|
成人女性 |
1.1mg
|
小児 |
1.2mg
|
高齢者 |
0.8-1.0mg
|
上限 |
ビタミンB1の摂取過剰
ビタミンB1は水溶性のビタミンですので、過剰に摂取しても、尿などと一緒に体外に排出されてしまうので、副作用などの心配はありません。
ビタミンB1の摂取不足
ビタミンB1が不足すると、疲労やだるさの原因となり、全身の疲労倦怠感を引き起こします。
さらに、むくみ、肩こり、腰痛、筋肉痛、食欲不振などの原因ともなります。
また、イライラ、記憶力や集中力の低下(注意散漫)、脚気などの症状があらわれます。
ビタミンB1の摂取方法
ビタミンB1を多く含む食品・食べ物・食材
ビタミンB1を多く含む食品・食べ物・食材は、次のとおりです。
穀類・いも | 玄米や胚芽米、全粒粉パンなど精製度の低い穀物 |
---|---|
そば | |
肉類 | 豚肉 |
魚介類 | ウナギの蒲焼き(かば焼き) |
豆類 | 大豆(乾燥) |
ビタミンB1のじょうずな食べ方・とり方
水に溶けやすい(水溶性)ので注意
ビタミンB1は水に溶けやすいので、お米の研ぎすぎなどには注意しましょう。
研ぎすぎると、ビタミンB1が流出します。
例えば、豚汁や豚キャベツ鍋のような汁物・鍋物にして、汁ごと食べられる料理法が栄養学的にはお勧めです。
あるいは、炒め物にしてもビタミンB1の損失を抑えることができます。
熱に弱い
ビタミンB1は熱に弱いので、調理によって30~50%が失われてしまうといわれています。
ビタミンB1の働きを高めるアリシンと一緒に摂取する
ネギ、玉ねぎ、ニラやにんにくに含まれるアリシンには、ビタミンB1の消化吸収を高める作用があります。
したがって、例えば、豚肉とネギや玉ねぎ、ニラなどを一緒に食べると、豚肉に多く含まれるビタミンB1を効率よく吸収することができます。
ビタミンB1の吸収が5~6倍に高まります。
疲れているときには、豚ニラや、ネギチャーシューなどが効果的ということです。
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