基本検査項目―血液一般検査―ヘモグロビン量(血色素量)
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ヘモグロビン量(血色素量)とは
ヘモグロビン量(血色素量)の定義・意味・意義
ヘモグロビン量(血色素量)とは、一定量の血液中に含まれるヘモグロビンの重量です。
ヘモグロビンは、赤血球に含まれる呼吸色素のひとつで、血液の赤い色をつくっていて、酸素を運搬するはたらきをしています。
ヘモグロビン量(血色素量)を検査する趣旨・目的・役割・機能
多血症と貧血
ヘモグロビン量(血色素量)の検査は、多血症の有無(高値の場合)と貧血の有無・種類(低値の場合)を知るために行なわれます。
ヘモグロビン量(血色素量)の位置づけ・体系
血液一般検査
ヘモグロビン量(血色素量)は、血液一般検査のひとつで、赤血球の状態を調べるものです。
赤血球の状態を調べる検査には、ヘモグロビン量を含めて、次のようなものがあります。
この3つの検査結果を総合し、赤血球の状態を判断します。
赤血球の機能は酸素を運ぶことなので、なかでももっとも重要な検査項目はヘモグロビン量です。
検査数値の結果の見方・読み方・解釈の仕方
基準値
ヘモグロビン量(血色素量)の基準値は、男性で13.0~16.6g/dl、女性で11.4~14.6g/dlです。
基準値は、検査機関により異なります。
基準値より高い場合
多血症
多血症の疑いがあります。
血液がドロドロの状態(血液の粘性・粘度が高い)なので、症状が進むと、血栓症などが起こりやすくなります。
基準値より低い場合
貧血
ただし、貧血の診断には、赤血球数、ヘモグロビン量(血色素量)、ヘマトクリットの3つの検査数値を使用します。
たとえば、鉄欠乏症貧血では、ヘモグロビン量(血色素量)が低下しても、赤血球数には異常がないことがよくあります。
なお、基準値未満でも自覚症状はあまりありません。
ただし、10g/dl以下になると、めまいや息切れなどの自覚症状があらわれてきます。
また、赤血球数、ヘモグロビン量(血色素量)、ヘマトクリットの数値から、貧血の種類を推測できます。
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