基本検査項目―肝機能―ALP
(" 肝臓の検査―ALP "から複製)
ALPとは
ALPの定義・意味・意義
ALPの検査の趣旨・目的・役割・機能
ALPは、肝臓、胆道(肝臓から十二指腸までの胆汁の流れる経路)、骨の状態を調べるための検査項目です。
1.肝臓の状態を調べる
ALPの高値は、肝機能の低下を示します。
アルコール性肝障害が慢性化して肝硬変になった場合、γ-GTPがあまり高くならず、ALPが著しく高くなることがあります。
2.胆道の状態を調べる
γ-GTPと同様、胆道が障害され、胆汁の流れが悪くなる「胆汁うっ滞」(胆汁の排泄障害)があると、ALPの値が高くなります。
3.骨の状態を調べる
ALPは、骨や腸などにも存在するので、これらが障害された場合にもALPが血液中に出てきて、その値が高くなります。
ほかの肝機能検査で異常がなく、ALPが高値の場合は、骨の病気の可能性があります。
また、ALPは、女性の更年期でも高くなる場合もあります。
ALPの位置づけ・体系
健康診断で、肝機能の状態を調べるための一般的な血液検査の項目には、ALPも含めて次のようなものがあります。
検査数値の結果の見方・読み方・解釈の仕方
基準値
80~260IU/L
基準値は、検査機関により異なります。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 47 ページ]
基本検査項目―身体計測
基本検査項目―身体計測―BMI
基本検査項目―身体計測―腹囲
基本検査項目―視力
基本検査項目―血圧
基本検査項目―血圧―最高血圧(最大血圧・収縮期血圧)
基本検査項目―血圧―最低血圧(最小血圧・拡張期血圧)
基本検査項目―血液一般検査―赤血球数
基本検査項目―血液一般検査―ヘモグロビン量(血色素量)
基本検査項目―血液一般検査―ヘマトクリット
基本検査項目―血液一般検査―白血球数
基本検査項目―脂質―総コレステロール値
基本検査項目―脂質―総コレステロール値―基準
基本検査項目―脂質―HDLコレステロール値
基本検査項目―脂質―LDLコレステロール値
基本検査項目―脂質―中性脂肪値
基本検査項目―肝機能―GOT(AST)
基本検査項目―肝機能―GPT(ALT)
基本検査項目―肝機能―γ-GTP(γ-GT)
基本検査項目―肝機能―ALP
基本検査項目―肝機能―アルブミン(ALB)
基本検査項目―肝機能―肝炎ウイルス検査
基本検査項目―腎機能―血清尿素窒素
基本検査項目―腎機能―血清クレアチニン
基本検査項目―腎機能―血清クレアチニン―eGFR
基本検査項目―糖代謝の検査
基本検査項目―糖代謝の検査―血糖値(空腹時血糖値)
基本検査項目―糖代謝の検査―ヘモグロビンA1c
基本検査項目―尿検査―尿蛋白(尿たんぱく)
基本検査項目―尿検査―尿潜血反応
基本検査項目―尿検査―尿糖
基本検査項目―大腸の検査
基本検査項目―大腸の検査―便潜血反応検査
基本検査項目―陣痛―尿酸値(血清尿酸値)
オプション検査―体組成検査―体組成
オプション検査―体組成検査―体組成―体脂肪
オプション検査―体組成検査―体組成―体脂肪―体脂肪率
オプション検査―体組成検査―体組成―体脂肪―体脂肪率―基準
オプション検査―体組成検査―体組成―筋肉―筋肉率
オプション検査―体組成検査―体組成―基礎代謝量(基礎代謝)
オプション検査―動脈硬化検査―PWV(脈波伝播速度)
オプション検査―動脈硬化検査―ABI(足関節上腕血圧比)
オプション検査―ピロリ菌検査(ヘリコバクター・ピロリ菌検査)
オプション検査―肝機能―肝炎ウイルス検査―B型肝炎ウイルス検査
オプション検査―肝機能―肝炎ウイルス検査―B型肝炎ウイルス検査―HBs抗原
オプション検査―肝機能―肝炎ウイルス検査―C型肝炎ウイルス検査
オプション検査―肝機能―肝炎ウイルス検査―C型肝炎ウイルス検査―HCV抗体
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ