基本検査項目―脂質―中性脂肪値
(" 脂質異常の検査―血液検査―中性脂肪値 "から複製)
中性脂肪値とは
中性脂肪値の定義・意味・意義
食事からとったエネルギーが使いきれずに余ると、肝臓で中性脂肪に合成されます。
そして、肝臓から脂肪組織(皮下脂肪や内臓脂肪など)に運ばれ、貯蔵用エネルギー源として蓄えられます。
中性脂肪値とは、血中に含まれる、この中性脂肪の量をいいます。
中性脂肪値の趣旨・目的・役割・機能
脂質異常症
中性脂肪値は、高脂血=脂質異常症を調べるための検査項目です。
中性脂肪は、糖分(食事・甘いもの・アルコール)の取りすぎや運動不足で増えます。
中性脂肪の増加は、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を増やすとともに、動脈硬化を促進させますので、注意が必要です。
検査数値の結果の見方・読み方・解釈の仕方
中性脂肪値の基準値
150mg/dl未満
基準値より高い場合
高中性脂肪血症―脂質異常症
中性脂肪値が基準値より高い場合は、高中性脂肪血症として、脂質異常症と診断されます。
中性脂肪値が高いということは、余分なエネルギーが多く、肝臓から脂肪組織に中性脂肪を運ぶ大きな粒子が血液中をたくさん流れているということです。
そして、この粒子から分離する小さい粒子が、動脈硬化を促進します。
なお、脂質異常症(高脂血)は高血圧・高血糖と並び、動脈硬化の三大危険因子です。
また、中性脂肪値が高い状態は、脂肪肝なども起こしやすくします。
現在のページのサイトにおける位置づけ
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 47 ページ]
基本検査項目―身体計測
基本検査項目―身体計測―BMI
基本検査項目―身体計測―腹囲
基本検査項目―視力
基本検査項目―血圧
基本検査項目―血圧―最高血圧(最大血圧・収縮期血圧)
基本検査項目―血圧―最低血圧(最小血圧・拡張期血圧)
基本検査項目―血液一般検査―赤血球数
基本検査項目―血液一般検査―ヘモグロビン量(血色素量)
基本検査項目―血液一般検査―ヘマトクリット
基本検査項目―血液一般検査―白血球数
基本検査項目―脂質―総コレステロール値
基本検査項目―脂質―総コレステロール値―基準
基本検査項目―脂質―HDLコレステロール値
基本検査項目―脂質―LDLコレステロール値
基本検査項目―脂質―中性脂肪値
基本検査項目―肝機能―GOT(AST)
基本検査項目―肝機能―GPT(ALT)
基本検査項目―肝機能―γ-GTP(γ-GT)
基本検査項目―肝機能―ALP
基本検査項目―肝機能―アルブミン(ALB)
基本検査項目―肝機能―肝炎ウイルス検査
基本検査項目―腎機能―血清尿素窒素
基本検査項目―腎機能―血清クレアチニン
基本検査項目―腎機能―血清クレアチニン―eGFR
基本検査項目―糖代謝の検査
基本検査項目―糖代謝の検査―血糖値(空腹時血糖値)
基本検査項目―糖代謝の検査―ヘモグロビンA1c
基本検査項目―尿検査―尿蛋白(尿たんぱく)
基本検査項目―尿検査―尿潜血反応
基本検査項目―尿検査―尿糖
基本検査項目―大腸の検査
基本検査項目―大腸の検査―便潜血反応検査
基本検査項目―陣痛―尿酸値(血清尿酸値)
オプション検査―体組成検査―体組成
オプション検査―体組成検査―体組成―体脂肪
オプション検査―体組成検査―体組成―体脂肪―体脂肪率
オプション検査―体組成検査―体組成―体脂肪―体脂肪率―基準
オプション検査―体組成検査―体組成―筋肉―筋肉率
オプション検査―体組成検査―体組成―基礎代謝量(基礎代謝)
オプション検査―動脈硬化検査―PWV(脈波伝播速度)
オプション検査―動脈硬化検査―ABI(足関節上腕血圧比)
オプション検査―ピロリ菌検査(ヘリコバクター・ピロリ菌検査)
オプション検査―肝機能―肝炎ウイルス検査―B型肝炎ウイルス検査
オプション検査―肝機能―肝炎ウイルス検査―B型肝炎ウイルス検査―HBs抗原
オプション検査―肝機能―肝炎ウイルス検査―C型肝炎ウイルス検査
オプション検査―肝機能―肝炎ウイルス検査―C型肝炎ウイルス検査―HCV抗体
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ