マーガリン
マーガリンとは
マーガリンの由来・歴史・沿革など
マーガリンは、19世紀末のフランスのナポレオン三世の時代に、当時フランスで不足していたバターの代替品としてつくられたものです。
バターとマーガリンとの違い
バターの主原料は牛乳であるのに対し、マーガリンの主原料は植物性油脂と動物性油脂です。
生クリームとコーヒーミルク(フレッシュ)の関係に似ています。
また、マーガリンは柔らかいので、パンに塗りやすいという手軽さがあります。
そして、マーガリンのほうがバターよりからだによいというイメージもあり、よく使われています。
マーガリンの人体への影響(マーガリンと健康)
マーガリンの危険性
次のような理由から、マーガリンはバターよりからだによいというイメージがあります。
しかし、実は、マーガリンには、次のような問題点があります。
飽和脂肪酸が多い
マーガリンの原料となるパーム油ややし油は植物性油脂ですが、飽和脂肪酸(パルミチン酸やラウリン酸)が多く含まれています。
飽和脂肪酸は、血液中の中性脂肪やコレステロールを増やすはたらきをします。
また、飽和脂肪酸を過剰にとると、血液の粘度が増して動脈硬化になりやすくなります。
トランス脂肪酸が含まれている
常温で液体の脂肪酸は不飽和脂肪酸ですが、半固形状にしてバターに似せるため、水素を加え、常温で固体の飽和脂肪酸に変えています。
この際、その副産物として、トランス脂肪酸という自然界では存在しない物質が生じます。
トランス脂肪酸を多量に摂取すると、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ、心臓疾患のリスクを高めるといわれています。
なお、ヨーロッパでは、トランス脂肪酸の数値を表示し、量が制限されています。
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