［身体］健康と美容

脂質―分類―①脂肪酸―飽和脂肪酸―具体例―パルミチン酸

パルミチン酸とは

パルミチン酸の定義・意味・意義

パルミチン酸とは、牛脂（ヘット）・豚脂（ラード）などの動物性油脂（動物性脂肪）や植物性油脂（植物性脂肪）に広く含まれる、炭素数が１６の飽和脂肪酸をいう。

パルミチン酸の位置づけ・体系（上位概念）

飽和脂肪酸

パルミチン酸は、ステアリン酸とともに代表的な飽和脂肪酸である。

パルミチン酸の趣旨・目的・役割・機能

コレステロールの増加

従来から、飽和脂肪酸の摂取過剰は、一般的には（その種類は考慮せずに飽和脂肪酸全体としては）、血液中の中性脂肪やコレステロール（総コレステロール値・LDLコレステロール値（悪玉コレステロール））を増加させるといわれている。

「日本人の食事摂取基準」（2015年版）でも、飽和脂肪酸にうち、パルミチン酸・ラウリン酸・ミリスチン酸についてはコレステロール（総コレステロール値・LDLコレステロール値（悪玉コレステロール））の「有意な上昇が観察された」という研究報告が紹介されている。

ただし、パルミチン酸はHDLコレステロールを増加させるという研究報告もある。

食肉に多く含まれる脂肪酸の特徴は？ - よくある質問 - 財団法人日本食肉消費総合センター http://www.jmi.or.jp/qanda/bunrui3/q_060.html