脂質―分類―①脂肪酸―不飽和脂肪酸―分類―オメガ9脂肪酸―オレイン酸
オレイン酸とは
オレイン酸の定義・意味・意義
オレイン酸とは、体内で合成される、代表的な不飽和脂肪酸です。
オレイン酸の経緯・沿革・由来・歴史など
オレイン酸は、オレイン酸を多く含むオリーブ油を多く摂取している地中海沿岸諸国の人々が、脂質摂取率が高いにもかかわらず、冠状動脈性心疾患が少ないことから注目されました。
オレイン酸の趣旨・目的・役割・機能
生活習慣病予防効果
オレイン酸は、脂質異常症(高脂質)、高血糖、高血圧といったメタボリックシンドロームの予防・改善に効果的です。
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に①血中脂質増加②血糖増加③高血圧といった動脈硬化の危険因子が重なった状態をいいます
脂質異常症の食事療法の一つ
オレイン酸は、血液中のLDLコレステロール減らす働きがあります。
しかも、リノール酸とは異なり、HDLコレステロール(善玉コレステロール)は減らしません。
参考:HDLコレステロール | e-ヘルスネット 情報提供 http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-071.html
高血圧の予防機能
オレイン酸は、高血圧を予防する効果があります。
動脈硬化予防効果
オレイン酸は動脈硬化の予防効果があります。
動脈硬化は、日本人の3大死因である「がん・脳血管疾患・心疾患」のうち、脳血管疾患(脳卒中とも。具体的には脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)・心疾患(心臓病とも。具体的には狭心症、心筋梗塞、心肥大など)といった動脈硬化性疾患を引き起こす大きな原因となります。
オレイン酸の性格・性質
オレイン酸は、不飽和脂肪酸の中ではもっとも酸化しにくく、長期の保存が可能です。
飽和脂肪酸と比較すれば当然酸化されやすいです。
したがって、リノール酸と異なり、老化やがんを引き起こす過酸化脂質を生じにくく、加熱による酸化の心配もありません。
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