脂質―分類―①脂肪酸―不飽和脂肪酸―分類―必須脂肪酸―オメガ3脂肪酸 - [身体]健康と美容

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脂質―分類―①脂肪酸―不飽和脂肪酸―分類―必須脂肪酸―オメガ3脂肪酸



オメガ3脂肪酸とは

オメガ3脂肪酸の定義・意味など

オメガ3脂肪酸(おめが-さん しぼうさん)とは、サンマ、サバ、イワシなどの青魚や、マグロ、アジ、サケ、タイなどに多く含まれる不飽和脂肪酸をいう。

オメガ3脂肪酸の別名・別称・通称など

n-3脂肪酸(n-3系脂肪酸)

オメガ3脂肪酸は、n-3脂肪酸またはn-3系脂肪酸などともいう。

オメガ3脂肪酸の位置づけ・体系(上位概念等)

脂肪酸

オメガ3脂肪酸脂肪酸の一種である。

脂肪酸は、次の種類に分類される。

つまり、脂肪酸は動物性の油脂に多い飽和脂肪酸と魚油や植物油に多い不飽和脂肪酸とに大別されるが、脂肪酸には、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸であるオメガ9脂肪酸オメガ6脂肪酸、そして、多価不飽和脂肪酸であるオメガ3脂肪酸の4つの種類があることになる。

このうち、飽和脂肪酸オメガ9脂肪酸は体内で合成することができるので、必ずしも摂取の必要はない。

しかし、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸は体内で合成できないので、必ず摂取する必要がある(必須脂肪酸)。

なお、健康のためには、従来は、動物性の飽和脂肪酸は避け、不飽和脂肪酸にするのが良いと言われていた。

しかし、最近では植物性が良くて動物性が悪いというこれまでの油脂に対するイメージは間違っていたとされる。

植物性でも摂りすぎは良くない油脂オメガ6脂肪酸リノール酸)もあれば、動物性でも是非摂りたい油脂(魚油に多く含まれるEPA・DHA)もある。

江部 康二 『主食を抜けば尿病は良くなる!2 実践編』 東洋経済新報社、2014年、151項。

つまり、単に植物性だからヘルシーそう、動物性だから身体に悪そうという漠然とした括りではなく、最近では脂肪酸によって油脂を分類するのが一般的になっている。

参考:『Dr.クロワッサン 「油」で健康になる!』 マガジンハウス、2014年、8頁。

脂肪酸の種類によってそれを含む油脂の性質や栄養的な価値が大きく異なるからである。

オメガ3脂肪酸の分類・種類

オメガ3脂肪酸には次のような種類がある。

  • α-リノレン酸
  • EPA(IPA)
  • DHA

オメガ3脂肪酸の具体例

オメガ3脂肪酸を豊富に含む油としては次のようなものがある。

  • α-リノレン酸を含む油
    • ごま油(しそ油)
    • 亜麻仁油(アマニ油)
  • EPA・DHAを含む油
    • 魚油(ぎょゆ)

オメガ3脂肪酸の的・役割・意義・機能・作用など

必須脂肪酸

オメガ3脂肪酸はオメガ6脂肪酸と共に体内で合成できない必須脂肪酸として、必ず摂取する必要がある。

但し、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は体内で反対の働きをする。

例えば、オメガ3脂肪酸には血液をさらさらにする働きがあるが、逆にオメガ6脂肪酸には血液を固める働きがある。

したがって、健康のためには両者のバランスが重要である。

しかし、最近の食生活はサラダ油などに多く含まれるリノール酸などのオメガ6脂肪酸に偏っていると言われていて、「通常の食生活で欠乏することはなく、むしろ摂取しすぎる」オメガ6脂肪酸による弊害が心配されている。

ω-6脂肪酸 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ω6脂肪酸

日本脂質栄養学会の『長寿のためのコレステロール ガイドライン 2010年版』では、「動脈硬化性疾患およびその他の炎症性疾患を予防するためには、ω6 系脂肪酸オメガ6脂肪酸)の摂取量を減らしω3 系脂肪酸(オメガ3脂肪酸)の摂取を増やすことを勧め」ている。

健康増進
ダイエット効果

オメガ3脂肪酸には①食べた油脂肝臓中性脂肪に合成されることを阻害するとともに②基礎代謝を上昇させて体脂肪皮下脂肪内臓脂肪)を燃やす働きがあると言う。

ガッテン!「スプーン1杯でカラダが激変!?食べるアブラの新常識」 [NHK総合] 2018年11月21日

血管病の発症リスクの軽減

海外の疫学調査や臨床研究において、オメガ3脂肪酸の摂取増加により心筋梗塞などの心血管病の発症リスクが低下することが報告されている。

二宮利治 - 研究者 - researchmap https://researchmap.jp/T_Ninomiya/

HDLコレステロールを上げる

オメガ3脂肪酸はHDLコレステロール善玉コレステロール)を上げる働きがある。

脂質異常症(実践・応用) | e-ヘルスネット 情報提供 http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-013.html

肝臓がんのリスク低下

2012年(平成24年)6月7日、国立がん研究センターなどの研究グループは、EPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸を豊富に含む魚を毎日1匹食べる人は、1週間に1匹しか食べない人に比べ、肝臓がんになるリスクが3分の1程度低くなる(肝臓がんになるリスクが0.64倍に下がる)という調査結果を発表した。

ただし、サプリメントで摂取しても同じ効果があるかどうかは、今回の研究では分からないとしている。




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