[身体]健康と美容

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脳下垂体―前葉―成長ホルモン(GH・STH)


成長ホルモンとは 【growth hormone

成長ホルモンの定義・意味・意義

成長ホルモンとは、脳下垂体前葉から分泌され、成長や代謝を促進するホルモンをいう。

 

成長ホルモンの別名・別称・通称など

GH・STH

成長ホルモンは、GHまたはSTHとも表記される。

 

成長ホルモンの趣旨・的・役割・機能

成長の促進

代謝促進

成長ホルモンは炭水化物脂質タンパク質代謝を促進する。

 糖代謝

成長ホルモンは、肝臓に貯蔵されたグリコーゲン肝臓グリコーゲン)を分解してブドウを放出することを促進し、筋肉等が血中のブドウを取り込むことを減少させる。

参考:小学館『日本大百科全書』

なお、ブドウを一時的に貯蔵するための形態であるグリコーゲンのうち、肝臓グリコーゲンは、に安定して継続的にエネルギー(ブドウ)を供給するため、食後の一時的な血糖値上昇の調整を行うことを的としている。

脂質代謝

成長ホルモンは、体脂肪脂肪組織)からの遊離脂肪酸の放出を促進する。

小学館『日本大百科全書』

つまり、体脂肪が燃焼されるということである。

タンパク質代謝―蛋白同化作用

成長ホルモンは、アミノ酸の分解を抑え、タンパク質の合成を促進する。

小学館『日本大百科全書』

成長ホルモンのポイント・注意点・注意事項

成長ホルモンの分泌時間
ノンレム睡眠

成長ホルモンは入眠直後のノンレム睡眠に一致して分泌される。

痛みと鎮痛の基礎知識 - Pain Relief ー睡眠 http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/react-sleep.html

成長ホルモンの経緯・沿革・由来・歴史など

アンチエイジング

成長ホルモンの注射をすると、身体が若返るということでアメリカでブームとなり、これを機に「アンチエイジング」という言葉が生まれた。

南雲吉則 『50歳を超えても30代に見える生き方』 講談社〈講談社新書〉、2011年、209頁。



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