緑茶(日本茶・お茶)
緑茶とは
緑茶の歴史・沿革・由来・起源・経緯など
緑茶は、奈良・平安時代に、最澄や空海などの留学僧が、中国の唐よりお茶の種子を持ち帰ったのがその起源といわれている。
そして、江戸時代に、庶民にまでお茶を飲む習慣が普及した。
なお、島根県の郷土料理のぼてぼて茶、富山県のばたばた茶(バタバタ茶)、沖縄伝統のお茶であるぶくぶく茶のように、食べるお茶もある。
緑茶の分類・種類
緑茶は、日本茶全般を指す言葉であるが、緑茶には、次のようなさまざまな種類がある。
緑茶の作用・働き(効果・効能・効力・効用)
健康
鎌倉時代の禅僧である栄西禅師(臨済宗の開祖)が、その著『喫茶養生記』で、「茶は養生の仙薬なり。延齢の妙術なり。...」と書いて、健康のためにお茶を飲むことを勧めているのは有名な話である。
緑茶の栄養素・栄養成分等(物質)
緑茶に含まれる主な栄養素・栄養成分は次のとおりである。
ただし、実際には、普通のお茶の飲み方(急須等でお茶を入れる)では、緑茶の栄養素の30%しかとれない。
詳細については、次のページを参照。
また、緑茶にはタンニンやカフェイン等も含まれるため、日本茶をたくさん飲んでいれば長生きするとか、ガンの予防につながるという「カテキン神話」に疑問を呈し、お茶を水代わりに飲むことに警告を発している人もいる。
新谷弘実 『病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める』 サンマーク出版、2005年、28-30項。
ビタミン
緑茶には、次のようなビタミンが含まれている。
ただし、ベータカロテンやビタミンEは油にしか溶けず、水には溶けない(脂溶性)ため、お茶を飲むだけでは、からだに摂取できない。
ベータカロテン
緑茶には、ベータカロテンが豊富に含まれていて、ニンジンの約2.4倍含まれている。
ビタミンE
緑茶には、ビタミンEが豊富に含まれていて、ほうれん草の約25倍含まれている。
ミネラル
緑茶には、次のようなミネラルが含まれている。
鉄
緑茶のなかでも特に煎茶は鉄を豊富に含み(100gあたり20mg)、すべての食品で第19位である(→鉄を多く含む食品)。
亜鉛・セレン
機能性成分
カテキン
その他
カフェイン
タンニン
タンニンは鉄分の吸収率を下げるほか、胃粘膜に悪影響を及ぼすという説もある。
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