[身体]健康と美容

「私」の入れ物・乗り物である「身体(ボディ)」という不思議で精緻な世界のメカニズムを探求する身体の取扱説明書のサイト。


代謝を支えるもの―酵素


(" タンパク質―分類―機能たんぱく質―酵素 "から複製)

酵素とは

酵素の定義・意味・意義など

酵素とは、生物のからだのほとんどすべての化学反応(代謝)の触媒となるたんぱく質機能たんぱく質)をいいます。

触媒
化学反応において、その反応に必要な活性化エネルギーを低下させ、その反応速度を変えるはたらきを持つ物質をいいます。なお、触媒自身は反応の前後で変化しません。

酵素的・機能・役割

生体ではさまざまな物質間で絶えず化学反応(代謝)が起こっています。

化学反応ができなければ生命はありえません。

この化学反応を促進してくれるのが酵素です。

化学反応には本来多くのエネルギー(活性化エネルギー)を必要なのですが、酵素のおかげで少ないエネルギーで化学反応が可能になっているのです。

酵素は、消化、吸収、循環、呼吸などの代謝新陳代謝、排泄など、生命活動のほとんどすべてに関わっています。

酵素の健康によい働き(効果・効力・効用・効能)

酵素は、具体的には、からだの中で次のようなはたらきをして、私たちの健康を支えてくれています。

  1. にうるおいや弾力を与える美容効果
  2. 体内にたまった毒素や老廃物を排出するデトックス効果
  3. 疲労回復効果
  4. 免疫力を高める効果
  5. 心配性を解消する効果

酵素の特・特徴・特性

基質特異性

酵素が作用する物質を基質といいますが、酵素は、特定の基質とのみ反応します。

この酵素の特質を、生物学では基質特異性と呼んでいます。

つまり、生体内ではさまざまな化学反応が起こっていますが、それぞれの化学反応にはそれぞれ別の酵素が働いているわけです。

したがって、酵素にはたくさんの種類があることになります。

酵素の分類・種類・区分・類型など

酵素には、次のようなものがあります。

異化―物質の分解
  • アミラーゼ…唾液中
  • リゾチーム…唾液中(細菌の分解)
  • ペプシン…胃液中
  • トリプシン…すい液中

同化―物質の合成

その他

セロトニントランスポーターは、一般的には酵素には分類されませんが、機能たんぱく質の一種として、酵素と同じようなはたらきをします。

酵素の位置づけ・体系

たんぱく質は、その働きという観点から、次の2つに大別されています。

酵素は、この機能たんぱく質の一種です。

酵素と加齢(年齢 老化)の関係

体内で酵素を作り出す能力は、40代ころから急速に低下します。

そして、体内酵素の減少とともに老化が進むといわれています。



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  1. 代謝
  2. 代謝―①物質代謝(物質交代・新陳代謝)
  3. 代謝―②エネルギー代謝
  4. 代謝―②エネルギー代謝―基礎代謝量(基礎代謝)
  5. 代謝―②エネルギー代謝―基礎代謝―基礎代謝基準値
  6. 代謝―③仮説―精神代謝
  7. 代謝―分類―同化
  8. 代謝―分類―異化―具体例―発酵
  9. 代謝―分類―異化―具体例―発酵―発酵の種類―乳酸発酵
  10. 代謝―具体例―糖代謝
  11. 代謝を支えるもの―酵素
  12. 代謝を支えるもの―酵素―酵素の摂取

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