三大穀物―米―玄米―栄養
玄米の栄養
玄米の摂取と精白米の摂取とでは、1日のエネルギー摂取量と三大栄養素の割合(炭水化物割合・脂質割合・タンパク質割合)については、そのいずれもが有意な変化はなかった、という調査報告がある。
玄米を主食とした食事介入で血管内皮機能が有意に改善:日経メディカル http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/gakkai/jds2014/201405/536586.html
玄米のカロリー(エネルギー)
玄米(炊いたもの)100gで165kcal
食品成分データベース http://fooddb.mext.go.jp/index.pl
胚芽米(炊いたもの)100gで167kcal、精米(炊いたもの)100gで168kcalなので、カロリーは玄米・胚芽米・精米でほとんど変わらない。
玄米の栄養素・栄養成分(物質)
玄米は糠層と胚芽をもつので、精米と比較すると、食物繊維(糠層に多く含まれる)のほか、オレイン酸・リノール酸・α-リノレン酸などの脂質や、ビタミンB郡(ビタミンB12を除く)・ビタミンEなどのビタミン、カリウム・マグネシウム・リン・鉄などのミネラルを豊富に含む。
主食として炭水化物の供給源・エネルギー源
玄米(炊いたもの)100g中35.6gで、精白米(100g中37.1g)より若干少ない。
食品成分データベース http://fooddb.mext.go.jp/index.pl
グリセミックインデックス(GI・グリセミック指数)
精米のGIが81であるのに対して、玄米のGIは55で、低GI食品(低GI値食品)である。
食物繊維
精米の食物繊維総量が100gあたり0.3g(炊いたもの)であるのに対して、玄米の食物繊維総量は1.4g(炊いたもの)であり、約5倍ほど高い。
くわえて、玄米には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方の食物繊維が含まれている。
なお、「日本人の食事摂取基準」(2015年版)では、たとえば、18歳以上69歳以下の男性の場合、食物繊維の1日あたりの摂取目標量を20g以上(女性は18g以上)としている。
したがって、玄米300gを食べれば、その約20%を摂取できる計算となる。
脂質
玄米(炊いたもの)100g中1.0gで、精白米(100g中0.3g)より3倍以上含まれる。
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タンパク質
玄米(炊いたもの)100g中2.8gで、精白米(100g中2.5g)より若干多い。
食品成分データベース http://fooddb.mext.go.jp/index.pl
ビタミン
ビタミンB郡
ビタミンE
ミネラル
脂質
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